迷惑駐車一掃なるか──民間監視員、取り締まりスタート


民間による駐車違反取り締まり制度がスタートした1日、大阪市内では早速、民間の監視員が路上での警戒に乗り出した。監視員は短時間でも摘発する。普段より路上駐車の少ない商店街では「歓迎」との声が上がるが、運転手の中には厳格化に戸惑いも。“迷惑駐車”の一掃を狙う大阪府警は、新制度の導入で年間約3倍の摘発を予想している。
 1日午前10時過ぎ、大阪府警阿倍野署に集合した駐車監視員7人が、緊張した面持ちで自転車にまたがり、JR天王寺駅周辺の繁華街に向けて出発した。トラブルに対応するため警察官2人も付き添った。
 コンビニエンスストア前に違法駐車していたワゴン車に運転手が乗車していないことを確認した監視員3人は警察官の指示を受けながら、ナンバーを読み上げ、専用端末に車種などを打ち込み始めた。操作に手間取る場面も見られたが、約15分後、フロントガラスに違反ステッカーを張り付け「よし」と一言発し作業を終了した。
 「すぐどけるから、やめてや」。別のスーパー前路上で、監視員が軽乗用車をデジタルカメラで撮影し始めると、店内から自営業の男性(61)が飛び出してきた。男性は摘発を逃れ、警告しようとする監視員も振り切った。男性は商品の納入のため約5分間駐車していたという。「1日中見張られると思うと憂うつだ」と吐き捨てた。