最上級レクサス受注1万2000台 トヨタ 好スタートも欧州勢崩せず
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トヨタ自動車は19日、高級車ブランド「レクサス」の最上級モデルとなる「LS460」の受注台数が、販売開始後1カ月で約1万2000台に達したと発表した。
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納車まで約3カ月待ちという人気ぶりで、まずは好スタートを切った。ただ、トヨタが競合として意識するドイツのルセデス・ベンツ、BMWも9月に販売台数を伸ばしており、その牙城(がじょう)を崩すまでには至っていない。 レクサスは、トヨタが昨年8月末に総力をかけて国内で立ち上げた高級ブランド。フラッグシップカーが不在で、苦戦が続いていたが、丸1年が経過した9月にセルシオの後継車として「LS460」を投入した。 ■目標達成確実に レクサスの今年1~9月の販売台数は1万8100台。06年の年間販売目標3万台に遠く及ばないかにみえたが、LS460の受注が好調だったことで目標達成はほぼ確実となった。
LS460の価格は770万円~965万円で、セルシオよりも高く設定した。これまでの受注状況によると、約8割がセルシオからの乗り換えユーザー。輸入車からの乗り換えは約1割にとどまっている。
LS460販売開始後、レクサス店に来店した人の約3割が輸入車ユーザーだったという。輸入車ユーザーの関心は高まっているが、実際の購買へとユーザーの心を動かすまでには、まだ厚い壁あるというのが実情といえそうだ。
トヨタがレクサスブランドを立ち上げた昨年8月以降、高級車市場への関心が高まったが、高級車の代名詞的存在のメルセデス・ベンツやBMWの販売台数が伸びる一方、逆にレクサスは目標割れが続くという皮肉な状況となっている。
■異なる価格帯
そもそもメルセデス・ベンツのSクラスは、最低価格のモデルが987万円で、レクサスの最上級クラスよりも高い。ベンツ側は、「競合とは思っていない」(広報部)と強気だ。
LS460で、最も受注が多いのは800万円台のモデルで、約40%を占め、900万円超は23%だった。これに対し、ベンツSクラスは1260万~1396万円のS500が最も売れており、価格帯が大きく異なる。
BMWでも、「LS460投入後の販売状況は、特に何も変わっていない」(同)と、至って冷静だ。
ただ、セルシオがフルモデルチェンジした際に、輸入車からの乗り換えが約2%だったのに比べると、LS460の約1割という数字は健闘に値するともいえる。
また、トヨタでは、「来春に投入予定のハイブリッド車への問い合わせが多い」としている。今年3月に発売したレクサス「GS」のハイブリッド車は、輸入車からの乗り換えユーザーが3割と高かっただけに、LS460のハイブリッド車を待っている潜在ユーザーも期待できる。
LS460の投入で、トヨタの悲願でもある「レクサス」ブランドの確立に向け、ひとつのステップをクリアしたといえそうだ。
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FujiSankei Business i